江戸時代にたくさんの日本の美術・工芸・技術が発達しました。
その中で、からくり人形は、のちに世界に誇る日本の技術に繋がる仕組みに
遊び心といたずら心が加わり、人々を驚かせ、楽しませました。
精巧な医療器具や精密機械の歯車を製造している名工が、江戸の名作を蘇らせました。
「茶運び人形」を実際に間近で見て、体験していただきます。
あわせて「記里鼓車」「指南車」の縮小版モデルもご覧いただけます。
【からくり人形って?】
人形をお客様に向け、両手に持つ茶請けに湯のみを置くと、人形は直進し客人が湯のみを取ると止まります。
客人がお茶を飲み、湯のみを茶請けに置くと、Uターンして帰る仕組みの人形です。
【指南車(しなんしゃ)って?】
ナビゲーションシステムの原点で、古代中国で開発されました。
車の台上の人形の向きをあらかじめ南を指すように設定すれば、
車がどのように引き回されても人形は常に南を指し続けるという二輪車です。
磁石は用いられておらず、すべて歯車などの機械式の機構から成り立っています。
【記里鼓車(きりこしゃ)って?】
紀元三世紀ごろの中国で用いられた走行計です。
記里鼓車が一里移動すると人形が太鼓を打って知らせ、走行した距離を知らせます。
●日にち:11月23日(祝・木)
●時間:①11:30 ②12:30 ③14:00 ④15:30
●場所:屋外中庭広場
※天候ほか、諸事情により、日時・場所・内容の変更または中止になる場合がございます。予めご了承下さい。