鬼平が闊歩した町並み

鬼平が闊歩した町並み

江戸庶民の生活では、互いに助け合う優しさと人情に満ちた暮らしが当たり前に繰り広げられていました。ここでは、その人情味溢れる男の代表として、故・池波正太郎さんの代表作「鬼平犯科帳」より鬼平こと長谷川平蔵に着目しました。そして、鬼平が生まれた1745年から、江戸庶民が最も華やいだ文化文政時代終わりの1829年までの江戸を切り出して、人情味あふれる数々のおもてなしをさせていただくことにいたしております。

第一巻「本所・桜屋敷」に登場する日本橋・本町の呉服問屋「近江屋」。平蔵も左馬之助も、おふさを忘れきることができないのである。...おふさが日本橋・本町の呉服問屋で近江屋清兵衛方へ嫁入ることを二人がきいたのは明和四年の春のことであった。...結句、亡くなった旦那の次の弟さんが後を継ぎ、おふさを、とうとう追い出してしまったのだという。...服部の妻となっているおふさが、昔は内儀としておさまっていた近江屋へ押し込もうという...。

第二巻「密偵」に登場する小網町三丁目の線香問屋「恵比寿屋」。 作中より・・・目ざすところは、小網町三丁目の線香問屋「恵比寿屋長兵衛」方で早くも庄五郎は一味の由松を下男にして、恵比寿屋へ奉公させていた。庄五郎も大盗・夜兎の角右衛門に仕込まれただけに、むやみな殺傷はやらない。だからこそ錠前外しも必要だし、相応の人数もそろえなくてはならぬのである。
第十三巻「墨つぼの孫八」に登場する日本橋・難波町の薬種舗「万屋(治兵衛)」 寛政八年の春...そのとき、墨斗一味が押し込んだ先は、(日本橋)住吉町裏河岸に近い難波町の薬種舗・万屋治兵衛方であった。...これを一所にあつめて、五人が見張り、あとの十人が金蔵へ行き、千二百両を盗み取って引き上げたものである。
鬼平好きにはたまらない!「鬼平犯科帳」作中に登場するさまざまなシーンを 再現しています。鬼平江戸処で楽しめる鬼平が闊歩した町並みをご紹介します。
トイレと建物の間から広がる広場には「弥勒寺」の山門があり、その門前には お熊婆の茶屋「笹や」、そしてその南隣には植木屋の「植半」があります。 江戸の植栽に囲まれた広場で癒しのひとときをお過ごしください。