未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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埼玉・千葉・茨城

東京から宮城までを結ぶ東日本の大動脈の一つ、常磐自動車道。震災を乗り越え、2015年に再び全線開通してから約二年半。東日本に住む多くの人にとっては身近かもしれない高速道路、常磐道を北上しながら、素敵な音、珍しい音、そして懐かしい音を探しに行く旅に出る。

文= 松本美枝子
写真= 松本美枝子
録音・編集= 白丸たくト
未知の細道 No.100 |10 October 2017
  • 名人
  • 伝説
  • 挑戦者
  • 穴場
茨城県小美玉市

#1プロローグ 音のある風景

 東京から宮城までを結ぶ東日本の太平洋側の大動脈の一つ、常磐自動車道。
JR常磐線や国道6号線と並行しながら、この広い地域に住む人々の移動と発展を担ってきた。東日本の太平洋側に住む多くの人にとっては、とても身近な高速道路だろう。

 そんな常磐自動車道の一部が使えなくなった期間があった。あの東日本大震災の影響である。その間、使い慣れた道路や町を走れない不便さ、そして寂しさ、そんな気持ちがいつもどこかにあった。

 2015年に常磐道が再び全線開通してから、二年半がたとうとしている。今、常磐自動車とその沿線の、普通の風景を改めて見てみたいと思う。そしてその風景の中に散りばめられた、人々の生活が奏でる音を聞いてみたい。その音を聞いて、そこにいる人々の暮らしを想像したい。そんなことを考えたて旅に出たのであった。

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未知の細道 No.100

松本美枝子

1974年茨城県生まれ。生と死、日常をテーマに写真と文章による作品を発表。
主な受賞に第15回「写真ひとつぼ展」入選、第6回「新風舎・平間至写真賞大賞」受賞。
主な展覧会に、2006年「クリテリオム68 松本美枝子」(水戸芸術館)、2009年「手で創る 森英恵と若いアーティストたち」(表参道ハナヱ・モリビル)、2010年「ヨコハマフォトフェスティバル」(横浜赤レンガ倉庫)、2013年「影像2013」(世田谷美術館市民ギャラリー)、2014年中房総国際芸術祭「いちはら×アートミックス」(千葉県)、「原点を、永遠に。」(東京都写真美術館)など。
最新刊に鳥取藝住祭2014公式写真集『船と船の間を歩く』(鳥取県)、その他主な書籍に写真詩集『生きる』(共著・谷川俊太郎、ナナロク社)、写真集『生あたたかい言葉で』(新風舎)がある。
パブリックコレクション:清里フォトアートミュージアム
作家ウェブサイト:www.miekomatsumoto.com

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。