未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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[ 第100回特別企画 ]街にこぼれる素敵な音を追いかけて

常磐自動車道を行く!〔前編 埼玉・千葉・茨城編〕

文= 松本美枝子
写真= 松本美枝子
録音・編集= 白丸たくト
未知の細道 No.100 |10 October 2017
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#2三郷IC 本を読む子供達の声

 埼玉県三郷市にある、常磐自動車道、三郷IC。ここが今回の旅の始まりだ。

 さて、この三郷にどんな音があるかな、と調べていたら、とても面白そうな取り組みを発見した。なんと三郷市では4年前から、市をあげて「日本一の読書のまち」というプロジェクトを行っているというのだ。
 早速、三郷市の日本一の読書のまち推進室、高橋さんを尋ねてみることにした。
 市では「読書ウィーク」や朗読会など様々な読書イベントを開いているのだという。市内の図書館の中で行うこともあれば、ショッピングモールなど、図書館の外で行われることもあり、街にいれば誰もが参加することができる。
その中でも「子ども司書」はとても人気のあるボランティア活動だ。本が好きな小中学生たちが「子ども司書」として、読書イベントの時に活躍するのだ。休日の街中のショッピングモールで行われる「おはなし会」では買い物に来た親子連れが、子ども司書による、読み聞かせを楽しんでいた。
 最初は緊張した声で朗読していた中学生たちも、小さい子たちが喜んでいるのを見ると、ほっと嬉しそうな顔になる。中学校を卒業して高校生になっても子ども司書を続けている生徒もいるのだとか。本を読む生徒たちと、それを聞く小さな子どもたちの声が楽しく響く三郷の街だ。

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未知の細道 No.100

松本美枝子

1974年茨城県生まれ。生と死、日常をテーマに写真と文章による作品を発表。
主な受賞に第15回「写真ひとつぼ展」入選、第6回「新風舎・平間至写真賞大賞」受賞。
主な展覧会に、2006年「クリテリオム68 松本美枝子」(水戸芸術館)、2009年「手で創る 森英恵と若いアーティストたち」(表参道ハナヱ・モリビル)、2010年「ヨコハマフォトフェスティバル」(横浜赤レンガ倉庫)、2013年「影像2013」(世田谷美術館市民ギャラリー)、2014年中房総国際芸術祭「いちはら×アートミックス」(千葉県)、「原点を、永遠に。」(東京都写真美術館)など。
最新刊に鳥取藝住祭2014公式写真集『船と船の間を歩く』(鳥取県)、その他主な書籍に写真詩集『生きる』(共著・谷川俊太郎、ナナロク社)、写真集『生あたたかい言葉で』(新風舎)がある。
パブリックコレクション:清里フォトアートミュージアム
作家ウェブサイト:www.miekomatsumoto.com

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。