未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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[ 第100回特別企画 ]街にこぼれる素敵な音を追いかけて

常磐自動車道を行く!〔前編 埼玉・千葉・茨城編〕

文= 松本美枝子
写真= 松本美枝子
録音・編集= 白丸たくト
未知の細道 No.100 |10 October 2017
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#3流山IC 住宅街を走るローカル線の音

住宅街を走り抜ける電車の音

 都心から一番近いと言われている、ローカル線をご存知だろうか?
それが流鉄流山線だ。地元の足として、全長5.7キロの単線で、すべて千葉県内にある6駅を結び、昨年営業100年目を迎えた流鉄。住宅街を走り抜けるカラフルな電車はとても可愛らしい。

 流山ICから10分ほどのところにある流山駅に車を止めて、0.6キロ先の、お隣の平和台駅まで乗ってみることにした。
まずは駅周辺を散策。駅の上の陸橋を上がると、もう平和台の駅が見える。住宅街の中にある踏切が、カンカンとなりだすと、向こうからオレンジ色の電車がやってきた。

 さて駅に戻って、電車に乗ってみる。ジリジリとクラシックなベルの音が鳴り響いて発車。先頭車両に乗って、景色を見渡すと、ガタンコトンと住宅街をすり抜け、あっという間に平和台についてしまった。
駅員さんに流山駅に戻ると話すと、せっかくだからもう一度乗って行ったら、と勧められたのだがお断りして、今度は元来た線路に沿った道を歩いてみることにした。住宅街の中を進むとチラホラと小さな食べ物屋や書道教室などが出てきて、そんなのを眺めて歩くのも面白い。
 あと少しで駅にたどり着く、というところで平和台駅から出た電車に追い抜かされたのであった。

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未知の細道 No.100

松本美枝子

1974年茨城県生まれ。生と死、日常をテーマに写真と文章による作品を発表。
主な受賞に第15回「写真ひとつぼ展」入選、第6回「新風舎・平間至写真賞大賞」受賞。
主な展覧会に、2006年「クリテリオム68 松本美枝子」(水戸芸術館)、2009年「手で創る 森英恵と若いアーティストたち」(表参道ハナヱ・モリビル)、2010年「ヨコハマフォトフェスティバル」(横浜赤レンガ倉庫)、2013年「影像2013」(世田谷美術館市民ギャラリー)、2014年中房総国際芸術祭「いちはら×アートミックス」(千葉県)、「原点を、永遠に。」(東京都写真美術館)など。
最新刊に鳥取藝住祭2014公式写真集『船と船の間を歩く』(鳥取県)、その他主な書籍に写真詩集『生きる』(共著・谷川俊太郎、ナナロク社)、写真集『生あたたかい言葉で』(新風舎)がある。
パブリックコレクション:清里フォトアートミュージアム
作家ウェブサイト:www.miekomatsumoto.com

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。