未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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秋田犬“ワン”ダーランドにようこそ!

忠犬ハチ公の故郷・大館はモフモフ天国

文= 川内イオ
写真= 川内イオ
未知の細道 No.101 |10 November 2017
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#3駅前の「インスタ映え」スポット

富澤さんと一緒に暮らす飛鳥。

 ハチ公だらけの大館駅前には、今年8月にオープンした「秋田犬ふれあい処」がある。アットホームな雰囲気の建物を訪ねると、大館市の地域おこし協力隊、富澤彰子さんと西山奈見さん、そして、2016年6月生まれの秋田犬の姉妹、飛鳥とあこが迎えてくれた。

 富澤さんと西山さんは、大館市が2016年9月からスタートした「秋田犬と一緒に生活しながら、秋田犬と大館市の魅力を国内外に発信する」という犬好きにとっては夢のような事業のメンバーで、富澤さんは飛鳥、西山さんはあこと暮らしながら、この1年、大館駅で旅行客の出迎えをしたり、地元イベントに参加したりしてきた。

 「秋田犬ふれあい処」は秋田犬×大館市のPR活動の新たな拠点で、ここには富澤さんと飛鳥、西山さんとあこのどちらかのペアが常駐しており、飛鳥やあこと触れ合ったり、一緒に写真を撮ったりできる。

 飛鳥のパートナー、富澤さんは埼玉県出身で、もともと飼っていた秋田犬が亡くなった翌月に大館市の募集を知り、応募したそう。大館での生活はどうですか? と尋ねると、「私は秋田犬が好きで来たので、飛鳥と暮らせて毎日幸せです」と満面の笑みだった。

西山さんのパートナー、あこ。

 あこのパートナー、西山さんは犬も猫も好きという動物好きで、福岡からやってきた。ペットを飼いたいなと思っていた時に募集を知って応募し、採用されたという。西山さんも「初めて秋田犬を飼いましたけど、すごくかわいいですね」とメロメロの様子。

 そして飛鳥とあこは……、とにかくモフモフ!! 思わず、ふわっふわの毛に顔をうずめたくなる。身体は大きいんだけど威圧感はまるでなく、ぱっちりとした目が優しげで愛くるしい。初めて秋田犬を目の当たりにして、あっという間に心を奪われてしまった。あまりのかわいさに、いいよ~、かわいいよ~と言いながらおかしな態勢でカメラのシャッターを切りまくり、ふたりに苦笑されてしまった。

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未知の細道 No.101

川内イオ

1979年生まれ、千葉県出身。広告代理店勤務を経て2003年よりフリーライターに。
スポーツノンフィクション誌の企画で2006年1月より5ヵ月間、豪州、中南米、欧州の9カ国を周り、世界のサッカーシーンをレポート。
ドイツW杯取材を経て、2006年9月にバルセロナに移住した。移住後はスペインサッカーを中心に取材し各種媒体に寄稿。
2010年夏に完全帰国し、デジタルサッカー誌編集部、ビジネス誌編集部を経て、現在フリーランスのエディター&ライターとして、スポーツ、旅、ビジネスの分野で幅広く活動中。
著書に『サッカー馬鹿、海を渡る~リーガエスパニョーラで働く日本人』(水曜社)。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
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きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。