日曜日にセルバへ。11時〜14時の営業時間だが、高校生たちは朝7時半から厨房で準備をしているそうだ。私が10時に到着すると、ちょうどこの日の子ども店長たちがやってきてきた。子ども店長は、今年度から開始された制度で、富士吉田市内の主に小・中学生がうどん作りや接客を体験する。参加費500円で1日最大5名を募集しているが、いつもだいたい募集はいっぱい。人気の職業体験になっている。うどんを切ってお土産にし、実際にうどんを食べた後には、注文をとったりうどんを運んだり、高校生のサポートを得て店長が奮闘していた。




私も、一番オーソドックスな吉田のうどんを注文。太くて硬い麺は、噛みしめると小麦の風味が口の中に広がる。そのシンプルな味とうまみたっぷりの汁、馬肉やキャベツが合わさると、甘辛い味付けとキャベツの甘さも加わって、どんどん箸が進む。こんなに食べられる?と不安にさえなったボリュームも、気持ちよく平らげてしまった。
周りを見回すと、常連らしきおじいさんや家族連れ、子ども店長の活躍を見守る両親、買い物帰りに寄ってみたという様子の主婦……いつのまにか老若男女のお客がうどんを頬張っていた。現在、1日で平均80食を売り切る。目標には1日100食を掲げる。