部活動の内容は主に、『Udon navi』や、生徒商業研究発表会に向けての準備などのデスクワーク系と、調理の実技系に分けられる。
毎週水曜日の放課後は、デスクワーク。どんどん新しいことに挑戦するうどん部だけに、しっかり記録を残しておくのも大切なこと。毎年出場している生徒商業研究発表会では「ひばりが丘高校うどん部の野望 吉田のうどんの後継者に俺たちがなる!!!」というテーマで、見事全国大会出場。今年は、自分たちが運営するうどん店で始めた「子ども店長」の取り組みについての発表準備をしているそうだ。
金曜日には毎週日曜日に営業するうどん部の店の準備で、うどんを仕込む。うどん部の活動は実際にお客さんに食べてもらわなくては成立しない。そこで、創部当初から多くのイベントに出店したが、現在それは最小限にしぼり、2018年度から活動の主軸を店の経営に移したのだ。
「イベントだとどうしてもお祭り気分の一過性の経験になりがちで、努力しなくてもある程度はお客さんが来てくれるんです。一方の店舗は、接客をシビアに見られています。材料の受発注のさじ加減なども、より勉強になると考えています」(大久保先生)。
「吉田のうどんを継承したい」、「多くの人に食べてもらいたい」。高校生の熱意もあり、富士吉田に本店を置くスーパーマーケット「セルバ」が飲食スペースを提供するかたちで実現した。