未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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吹奏楽酒場、楽器のあるMusic Bar、ハモリ専門ショットバー

音を肴にハシゴする音楽酒場めぐり

文= ウィルソン麻菜
写真= ウィルソン麻菜
未知の細道 No.135 |11 March 2019
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#8音楽でいっぱいになった夢

きっと誰もがお気に入りの酒場に出会える

国分町のいいところは、徒歩圏内に宿泊施設がたくさんあるところだ。私も歩いて10分ほどのホテルに帰り、ベッドに飛び込んだ。幸せな瞬間である。

一晩で酒場を三軒もハシゴしたのは初めてだった。どれも短いながらも濃い時間だったからか、たったの一晩で、しかも同じ国分町内で過ごしていたことが嘘のように感じられる。ハシゴするのはもったいないくらい、どの音楽酒場もまったく違った個性があって特別な空間だった。

「次に仙台に来るときは、三泊はしないと」

一晩でお気に入りの酒場が三軒もできてしまった。次は「酔奏楽部 宝島。」でもっと大人数で常連さんたちと合奏がしたいな。「Music Bar Seed」ではギターを教えてもらいながらお酒が飲みたい。「sound & visual ARPEGGIO」に行く前にカラオケで何曲か練習してこよう。

ほろ酔いの頭で考えるのは、次に仙台に来るときのことばかり。それぞれの場所で「おかえりなさーい」と言ってもらうことを想像しながら目を閉じた。管楽器やギター、歌声が混ざり合う、にぎやかな夢が見られそうな夜だった。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
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