
我が家はSちゃんとよく一緒に旅行をしているんだけど、大人3人に共通しているのは「おいしいものに目がない」こと。おいしそうなものがあると、食べたり飲んだりせずにいられない僕らは、クルックフィールズで散財することになる。
まずは、入り口からすぐ近くのミルクスタンドへ。そこでは、クルックフィールズで飼われているブラウンスイスという種類の牛の搾りたて牛乳が売られていて、迷いなく購入。これが市販の牛乳とはまったく違う自然な甘みで、ゴクゴク飲めちゃうんです。
隣りに建つレストランをのぞいてみると、ここも期待できそう……。ランチまでの腹ごなしで、パーク内を散策だ!
ちなみに、ここには子どもが遊ぶような遊具はなにもないんだけど、娘の様子を見ていたら、そんなものは必要ないとすぐにわかった。しっかりと刈り込まれた緑の草の上をとにかく走る、走る! その先に目的地があるわけでもなく、ただそれが楽しいという様子で、全力疾走。すると、草の間にピョンピョンと跳ねる虫を見つけて、立ち止まる。
「パパ! バッタ!」
今度はバッタを捕まえようとしゃがみ込む。バッタも必死で逃げるから、そう簡単には捕まらず、互いに真剣だ。
パーク内には、排水を浄化するビオトープや浄化された水が流れる水路がある。そこにはたくさんのメダカが泳いでいた。
「パパ、メダカ!」
今度はメダカを手づかみしようと、水に手を突っ込む。泳いでいる魚を手で捕まえるのは至難の業だ。なかなかうまくいかない娘の姿を見て笑っていたら、怒られた。
「笑ってないで、パパが捕まえて!」
ごめん、ムリ。
ほかにも、小屋にいる牛を見れば「うしさーん!」と声をかけ、畑で実る野菜を見れば、「大きいピーマン!」「きれいなトマト!」とハイテンションで教えてくれる。娘にとっては、クルックフィールズ全体が遊び場なのだ。