

るなぱあくの再生物語を存分に聞いた後、僕はひとりですべての遊具に乗ってみた(整備点検中だった飛行塔以外の7台)。


僕には6歳の娘がいて、遊園地に行く時はだいたい一緒に乗っているけど、るなぱあくの遊具は僕がいくつか行った遊園地のなかでも特に子どもに優しい作りになっていると感じた。その証拠に、園内に遊具が怖くて泣いている子はひとりもおらず、どんな小さい子どももみんな笑顔。小さい子どもたちが「遊園地デビュー」する場所として評判になっているというのも、頷ける。
かといって、大人の僕が乗っても決してつまらないわけじゃない。子どもの頃を思い出して、なんだかほっこりした気分になった。僕が気に入ったのは、「くるくるサーキット」。小さな車がぐるぐると回転するだけなんだけど、クルンと方向転換する時の勢いが意外なほどに強くて、思わず、「おおっ!」と声をあげてしまった。
そうそう、大型遊具とは別に、昨年6月にオープンした新しい遊具、立体迷路「とことこ迷城」は、間違いなく大人も楽しめる。原澤さんが惚れ込み、オリエンタル群馬が購入して設置した遊具で、こちらは1回200円の別料金なんだけど、単純な迷路ではなくて、忍者屋敷のようにあれやこれやと仕掛けが施されているから、頭も体も使う。どうせ子ども向けだろう、すぐにクリアして見せると鼻息荒く迷路に突入したのはいいけれど、迷いに迷って、しまいには逆走し、スタッフさんから「逆走しないでください」と注意される始末。ゴールした時には、思わずガッツポーズしてしまった。
この迷路、なんと内部の壁を動かしてゴールの場所を変えられる仕様で、次に行った時にはまったく違うルートになっている可能性もある。さすが原澤さん、この迷路もリピーターが来ることを想定しているのだ。