未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
194

福島県会津若松市・郡山市・耶麻郡猪苗代町

日本全国に1万2千以上もある湖。その楽しみ方は、ボートに乗ったり、魚を釣ったりするだけじゃない! 思いっきり泳ぐ、てくてく歩く、島にわたる、湖底を眺める……など、湖の多様な楽しみ方を紹介します。

文= 川内有緒
写真= 川内有緒
未知の細道 No.194|27 September 2021
  • 名人
  • 伝説
  • 挑戦者
  • 穴場
北海道上川郡美瑛町

最寄りのICから【E49】磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」を下車

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#1レイク・タホの思い出を求めて

レイク・タホ(カリフォルニア)のゆったりとした湖畔。泳ぐこともできるが、水はかなり冷たい。

湖で泳ぎたい。
ベタベタとまとわりつくような夏の湿気のなか、私は思った。
海でもなく、川でもない。ひんやりした湖がいい。

10年前、アメリカのカリフォルニアを旅したときに、レイク・タホという湖までドライブした。雄大なシエラネバダ山脈のど真ん中、標高 1900メートルに位置するレイク・タホは、全米屈指の透明度を誇っている。

連なる山々を見ながら、湖畔のデッキチェアで本を読み、気が向いたら湖でちょっと泳いだ。雪解け水をたたえた湖水はびっくりするほど冷たかったけれど、その分どこまでも碧く澄んでいる。カヌーで漕ぎ出すとまるで空を飛んでいるかのようだ。たった1日だけの思い出。でも10年経った今でも、その風景が脳裏にやきついて離れなかった。

かなり深い場所でも、底までくっきり見える。

ああ、日本にもどこかレイク・タホみたいなところはないだろうか。
なにしろ日本には全国に約1万2千もの湖があるのだ。
中にはきっとレイク・タホのようなところもあるだろう。
そして、私が目をつけたのは福島県の猪苗代湖だった。

日本で4番目に広い猪苗代湖は、別名「天鏡湖」と言われるほど透明度が高い。しかも、湖畔にはいくつものビーチがあり、実は泳げる湖である。
標高は514メートルで、けっこうな高地ときている。

おお!? これは、行けるんじゃないか?
淡い期待感を胸に、私たちは夏の終わりに福島県に向かった。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。