お次は、福井県が誇る名勝、三方五湖のひとつ、水月湖(福井)である。
この湖がまた琵琶湖地は違う意味で「日本一!」というよりも、もはや世界で唯一レベルのスゴすぎる湖なのだ。
水月湖では、近年「年縞(ねんこう)」と呼ばれる湖底の堆積物が発見された。これが約7万年もの地球の時間を遡れるという代物で、いまでは様々な化石の年代を図るための「世界標準のものさし」として利用されている。
湖底から引き上がられた実際の年縞は、「年縞博物館」で見ることができる。また、三方五湖といえば、レインボーライン山頂公園からの絶景ぶりが半端じゃない! これはもう絶景が好きな人も、そうじゃない人も必見スポットとして熱烈におすすめしたい。
体力に自信がある人は、レンタサイクルをして三方後湖の変化にとんだ湖畔をぐるりと巡るのもいい。インスタ大好きな絶景マニアから、体力いっぱい派、サイエンス大好きという人までとことん幅広く答えてくれる湖がここにある。
泳ぐ、歩く、島にわたる、湖底を眺める。
湖って本当に多様な湖の楽しみ方ができるのだ。
もちろんボートやカヌーに乗る、魚を釣るなどのスタンダードな遊びも忘れちゃいないけど、それについてはまたどこかで。とにかく、日本には素晴らしいポテンシャルを秘めた湖がまだまだたくさんあるんだから、とことん楽しまなくては!
こうして湖についてアツく書きながらひとつ自覚したことがある。
私は湖がとても好きだ。
湖好き選手権があれば、いつか出場したいくらいに。