取材の日、新札幌の店舗にはたくさんのお客さんが訪れていた。札幌の豊平区から来たという3人組の親子はたまたま通りがかり、「おいしそう」と気になって注文。初めて食べたというディープソルトをこう評価する。
「ジャガイモにお砂糖が入ってるのかなっていうぐらい甘いです。あと、お塩もすごくおいしいですね」(お姉さん)
「皮も甘くておいしい!」(女の子)
札幌の中央区から来た親子はリピーターで、同じくディープソルトを注文していた。
「最初はテレビで観て、お友だちからも聞いて食べに来ました。その時に子どもが好きになったというので、また来ました。お芋に甘みがあって、おいしいんですよね」
二組とも事前に熟成ジャガイモの情報を得ていた様子はなく、率直な感想として「甘み」を挙げていた。それはどんなものなのだろう?
取材後に僕も食べてみたところ、最初の一口で確かに普通のフライドポテトでは感じることのない、濃密な甘みが口のなかに広がった。でも、その甘みはしつこくなくて、優しい。そのジャガイモが、まろやかでコクのある海洋深層水の塩と絶妙に絡む。従来のフライドポテトとは異なるこの味はなんだろうと考えて、「旨み」だと感じた。
この「旨み」を感じるフライドポテトを、海外の人はどう評価するのか?「海外進出、楽しみですね」と伝えると、上野さんはニコリと笑った。
「そうですね。北海道と日本を代表するフライドポテトとして、世界に羽ばたきますよ」