未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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「石のまち」糸魚川の海岸で宝探し! ヒスイハンターは一獲千金の夢を見る!?

文= 川内イオ
写真= 川内イオ
未知の細道 No.309 |27 July 2026
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#11ヒスイ海岸で地球に思いを馳せる

取材を終えた後、僕はもう一度、ヒスイ海岸に向かった。これからヒスイ採取に行く人には、最初にフォッサマグナミュージアムに立ち寄ることをお勧めする。多様なヒスイを間近に見ておくと、どんな石がヒスイなのか、イメージがつかみやすいのだ。

さらに、レジェンドとヒスイの専門家からアドバイスを活かせばきっと! と鼻息荒く採取した石は、どれも違った。その日も海岸にはヒスイ狙いの人たちがたくさんいて、たまたま話しかけたヒスイハンターが、別の人から「先生」と呼ばれていた。先生に僕の石を見せたら「違いますね」とまた瞬殺! くぅーーー。

  • 先生に瞬殺された石ころ。ヒスイ探しは想像以上に難しい。
  • 気前のいい先生がくれたメノウ、薬石、石英など。

「ヒスイはいろいろな色があるけど、まずは白い石を探すこと。それが基本です。白い石に緑やほかの色が混ざっていて、つやつやしていたらヒスイかもしれない。運がよければ、小指の先ぐらいの大きさでも数万円の値段がつくかもしれないよ」

ヒスイ海岸の近所に住んでいるという先生は、ほぼ毎日、夫婦で海に来ているそうで、ヒスイのほかにもメノウ、薬石(やくせき/今から約5000万年前の火山活動で噴出した溶岩や火山灰が固まったもの)などの石を採取していた。

先生は気前のいい人で、「これ、持っていきな」とメノウと薬石をくれた。その石を眺めながら、小河原さんが取材の最後に言っていた言葉を思い出した。

「『石のまち』に来てくれた方には、ヒスイかヒスイじゃないか、お金になるかならないかだけじゃなくて、ヒスイ以外の石にもいろいろなストーリーがあると知ってほしいですね。地球っていろいろな石でできていて面白いんだなって思ってもらえたら嬉しいです」

1泊2日の糸魚川滞在で、これまで47年間の人生で耳にしたよりもたくさんの石の名前を聞き、実際に触れた。これからは、道端の石を見る目も変わりそうだ。ギラリッ。

想像以上に楽しいヒスイ探し。次回はヒスイをゲットしたい。
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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
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