松明の炎と、提灯の青い光が、異空間へと誘う。
リステル猪苗代の館内を巡回していた雪女たちが集まり、いよいよ雪女行列が始まった。行列は、雪乞いが行われる広場へと静かに進んでいく。
昼間とは打って変わり、気温は氷点下になりそうな寒さ。それでも会場は、多くの見物客で溢れていた。
広場に着くと、中央に組まれた松明に、その年の年男が点火をする。炎は音を立てて立ち上がり、思わずたじろぐほどの勢いで夜空を焦がした。
山形から遊びに来たという家族は、「スキーはできなかったけど、雪乞いに立ち会えて逆に忘れられない一日になりました!」と笑顔で話してくれた。
この一日を振り返ると、西村さんの一言からはじまった「雪女まつり」は、人と人、人と町との縁をつないでいることが見えてきた。祭りとは、祈りが重なって人を動かし、やがてその土地に根付いていくものなのかもしれない。
雪女まつりの5日後。
祈りが届いたのか、記録的な寒波が日本列島を覆った。「降りすぎちゃったら、今度は雪止めに行きますからね?!」と話す雪女さんたちの無邪気な顔が浮かんだ。
【記録的暖波 反動で年末寒波襲来か】https://t.co/VtUYaWTJ2P
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 21, 2025