未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
311

1300年の霊場・能登の不動滝で滝行体験 「邪念、落ちましたか?」

文= きえフェルナンデス
写真= きえフェルナンデス
未知の細道 No.311 |25 August 2026
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#7眼病を治した水

不動滝には、いくつもの言い伝えが残っている。

昔々、目を患っていた「かねこひこさ」という人物がいた。毎日わらじで一里(約4キロ)の道を通い、滝の水で目を洗い続けたところ、21日目の満願の日についに目が開いたという。この話は中能登町の古文書に記されている。

「井田のお滝や繁昌な滝や、かねこひこさの目があいた」

当時の人々はそう唄って喜んだそうだ。

頭痛や眼病に良いとされる智慧の水は、自由に汲むことができる。

滝の脇からは今も清水が湧いていて、地元では「智慧の水(知恵の水)」と呼ばれ、頭痛や目の病に効くと伝えられている。

その水を一口飲んでみたが、冷たく澄んでいてとてもおいしかった。

滝行を終えた人たちには、ペットボトルが用意され、智慧の水を自由に持ち帰ることができる。2週間前に緑内障で手術をした母に、この水をお土産に持っていくことにした。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
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