未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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16キロを走破した僕らは、ワン!チーム 北海道の雪原を犬ぞりで駆ける!

文= 川内イオ
写真= 川内イオ
未知の細道 No.157 |10 March 2020
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#3手ぶらで犬ぞり

白滝は、旭川から車で1時間半ほど。でも、雪が降り積もっているなかで運転する勇気がなかった僕は、JR石北本線特急、オホーツク1号網走行に乗った。

冬はそり犬たちのボスでありマッシャー、 夏はカヌー・カヤックビルダーとして生活する村林さん。

白滝駅についたのは9時55分。改札を出たところで迎えてくれたのは、このハードボイルドなプログラム「1DAYアドベンチャー」を提供している「Outrider」(アウトライダー)の代表、村林秀尚さんだ。同じ便で下車した4人の女性も「1DAYアドベンチャー」の参加者で、みんな一緒に村林さんの車に乗ってアウトライダーの拠点に向かった。

車内で村林さんに「ついてましたね」と言われる。今年の北海道は雪が非常に少なく、数日前まで犬ぞりのコースも地面が見えるような状態だったそうだ。それが前日から急にまとまった量の雪が降り始め、僕らが到着した時も降り続けていたので、ベストコンディションになったという。それはラッキー! 僕はアラスカを思わせるような雪原を犬ぞりで疾走したいのだ。

アウトライダーのオフィスは廃校になった小学校の木造校舎。

駅から車で10分ほど走って到着したのは、風情のある木造の小学校。村林さんが2011年に廃校になった旧支湧別小学校を借り受けて、オフィス兼住居にしているのである。一面に雪が積もった校庭ではスタッフの女性が待っていて、テキパキと案内してくれた。

まずは、校舎の一室で着替え。昔、「手ぶらでスキー」というCMがあったけど、こちらで防寒服や手袋、スノーシューズなどはすべて無料で貸してくれるので、手ぶらで犬ぞり体験することができる。僕は念のためにひと通りマイグッズを持参したけど、用意してあるモノのほうが防寒、防水の機能が明らかに高そうだったので、すべて借りた。女性陣もみな、レンタル装備でがっちり防寒、準備万端。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
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