未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
158

福島県いわき市

投げ銭だけでお腹いっぱい食べられるというウワサの「いつだれ kitchen(キッチン)」。料理するのは地元のお母さんたち。名前の通り、いつでも誰でもウェルカム。その暖簾をくぐってみれば、心がほんわかする奇跡のような物語が詰まっていた。

文= 川内有緒
写真= 川内有緒
未知の細道 No.158 |25 March 2020
  • 名人
  • 伝説
  • 挑戦者
  • 穴場
福島県いわき市

最寄りのICから【E6】常磐自動車道「いわき中央IC」を下車

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#1大皿料理をいただきます!

朝9時。明るい光が降り注ぐ広いキッチンに、地元のお母さんたちが集まってきた。一人、二人、三人……。野菜を刻んだり、大きな鍋を準備したり。
「もち米いっぱいあるから、お餅も作ろうかー」
「そうしようー」
「トマトがいっぱいあるから持ってきたよー」
「わあ、おいしそう! このまま食べればいいよね」

10時過ぎには、男性や若者、おばあちゃんなど色々な人が集まり、賑やかさは倍増。なかには、どう見てもただウロウロしているだけの人も。
オープンの12時まであと2時間。
「ねえ、ちょっとドレッシングを買ってきてよー!」
「いいよー! どんなの?」
今日のメインディッシュはバターチキン・カレー。サイドディッシュは、煮物、スープ、天ぷら、キャロットラペ、おからのサラダ、おまけに餅までつくらしい!?

11時30分。カレーのいい匂いが漂い、大皿に野菜料理が並ぶと、ちょっと気が早い最初のお客さんがやってきた。
「こんにちはー!」
「わあ、今週も来てくれてたの? たくさん食べてって!」

ここは「いつだれ kitchen (キッチン)」。
愛称は「いつだれ」。いつでも、誰でもウェルカムな、みんなのキッチンだ。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。