さて、外国人の来館者が多いのも、この美術館の特徴だ。
ここで国際交流員として働くアメリカ人のメーガン・スカーレットさんは、この日も海外から来たお客さんへの英語のガイドを行っていた。
スカーレットさんはユタ州出身。大学で日本語を学び、母国では日本語教師として働いていた。「日本の文化や自然が大好きです」というスカーレットさん。日本の外務省のJETプログラムに応募し、2025年7月に日本にやってきた。外国人が日本各地で任期付きで就業し、国際交流を深めるというプログラムだ。
スカーレットさんはさいたま市に派遣され、大宮盆栽美術館で働くことになったのだという。美術館では英語だけではなく日本語でもガイドを行うほか、毎週変わる屋内の展示のキャプションやウェブサイトの英訳を担当。さらにインスタグラムやフェイスブックなどの公式SNSの発信も英語と日本語の両方で行い、最近は動画の編集も担当しているというのだから、まさに八面六臂の活躍だ。
「アメリカにいた時、もちろん盆栽のことは知っていたけど、そこまで深くは知りませんでした。でもここにきて、学芸員や盆栽技師から盆栽のことを学びながら、盆栽が大好きになりました」というスカーレットさんは、家で小さな盆栽も育てている。
海外からの観光客の反応はどうなのだろうか? 最近はオーストラリア、フランス、アメリカ、イギリスなど各地で盆栽を作っている人も多く、スカーレットさんによると「この美術館に来るのが夢だった!」という外国人もいるのだそうだ。「海外から来た人たちがみな盆栽についてとても興味を持っていて、どんどん質問をされるので、教えてあげたいことがたくさんあります」とスカーレットさんは言うのだった。