
埼玉県さいたま市
人々から「盆栽村」と呼ばれる、さいたま市北区盆栽町(ぼんさいちょう)。大正末年から盆栽園が集住し、愛好家にとって「盆栽の聖地」として知られてきた。平成に入ってからは「さいたま市大宮盆栽美術館」も開館。盆栽園と美術館が点在する閑静で緑あふれるこのエリアを歩き、盆栽と盆栽村の魅力に迫る。
最寄りのICから首都高速埼玉新都心線「新都心西IC」を下車
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ここはさいたま市北区。地図を見ながら今日の目的地に向かう。もの静かな住宅街で、すでに何度も観光客らしき外国人を見かける。ははあ、この人たちはきっと、みんな私と同じく、さいたま市大宮盆栽美術館に行くのだな、と私は思った。
さいたま市北区には「盆栽町(ぼんさいちょう)」という町名がある。行政上の町名の通り、緑あふれる住宅街に盆栽園が立ち並ぶこのエリアは、大正14年(1925年)に開村し、当時から「盆栽村」と呼ばれているそうだ。平成に入ってから、隣の土呂町に世界初の公立の盆栽専門美術館である「さいたま市大宮盆栽美術館」が開館。2025年度には年間約7万9千人の来場者があり、そのうちの1.5割は世界各地からの観光客なのだという。私たちにとって盆栽はひと昔前の日本のお父さんの趣味、というイメージもあったけれど、いまや「BONSAI」として、世界中に愛好家も多いのだそうだ。まずは、目的地のひとつ、大宮盆栽美術館へ行ってみることにした。